| 私の所属する市川市議会緑風会は、8月3日〜7日、北海道の旭川療育園や小樽の商店街を視察してまいりました。詳細については緑風会ホームページのアクションレポートをご覧いただくとして、今回の視察で私自身が感じたことを2〜3ご報告したいと思います。 |
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○すばらしかった北海道療育園
今回の視察での一番の収穫は、北海道療育園で福祉施策のすばらしさに触れ、感動させられたことです。
この施設は、重度の肢体不自由と重度の知的障害を併せもつ人たちが利用する施設です。二重の障害を持つ方々、まず100%生涯をこの施設の中で生活するしかない方々のために、人権を尊重しながら、生きがいをもって生活してもらうための環境づくりに、施設をあげて取り組んでいる姿には学ぶところが多かった視察でした。
まず、とにかく清潔を保つこと。多くの患者さんがおむつを使っていますが、6時間ごとに1日4回交換しています。一人一人愛情をこめたおむつ交換が行われています。おむつを使わずにすむ人のためにも。女子トイレがすばらしくきれいであることに象徴されるように、園内は清潔が保たれ、廊下もピカピカで、壁もきれいであるばかりでなく、園庭には緑の中に彫刻がほどこされ、園の周囲にもきれいな花が植えられていました。
入院している方々が一番楽しみにしているのが、食べることと、お風呂に入ることです。食事のメニューが写真展示されていましたが、食の細い私にも思わず食欲がそそられるような内容で、喜んで食べてもらうために一切手を抜かないという姿勢が伝わってきました。また寝たきりでも週に2回必ずお風呂に入れる体制が整えられており、夕食後の入浴施設はフル稼働状態です。
園内を視察したときの職員の方々の笑顔、私たちに接してくれる姿勢一つとってみても、「福祉は心」であると実感しました。
この施設がつくられた時のことを専務理事に伺いました。小児麻痺が大流行したころ、「北海道にも障害児のための福祉施設を」と立ち上がった保護者をはじめとする関係者の運動を、岸信介という政治家が受け入れることによって動き出したそうですが、草の根の声に正しく目を向けてあるべき施策を実行していくことの大切さを感じました。 |
○動物園経営を建て直した旭川市
旭川にある「旭山動物園」は市川市動植物園と同様に市が経営する動物園を持っています。動物園を公設で経営する必要があるか否かは議論のわかれるところだろうと思いますが、経営するからには市財政の足を引っ張るようなことがあってはなりません。旭山動物園には珍しい動物はいませんが、ペンギンの泳ぎを下から見られるような水槽がつくられていたり、見ていてあきさせない工夫が凝らされており、かつて大赤字だった経営を建て直した経営努力は市川氏も学ぶところが多いと思います。市川市には動植物園の他にも多くの文化施設があり、今年には新たに旧木内別邸を市が譲り受けたり吉澤ガーデンギャラリーがオープンしたりしましたが、みな江戸川よりも北の地域であり、南の行徳地域に文化施設が少ないことを改めて残念に思っています。
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○前途多難な商店街活性化
小樽市の商工会議所を訪れ、TMO(タウンマネージメントオーガニゼーション)による商店街活性化策を勉強してきました。
相次ぐ大型店の出店と長引く不況により、シャッターを閉める商店街が多くなっているのが全国的な問題となっています。国では「中心市街地活性化法」を制定して中心市街地にある全国の商店街の活性化を図っていますが、小樽の施策もその一環として行われているもので、商店街が計画を立てて、その実現に国や自治体が財政的な支援を与えるというものです。
しかし、不況の影響を受けているのは商店街ばかりではありません。財政事情が厳しい中で、小樽市は70歳以上の高齢者に発行していたバスの無料パスを廃止し、半額負担(100円)に切り替えたところが、それまで商店街に足を運んでくれていた高齢者の買い物客の動きがぱったり止まり、商店街の売り上げが大きく減ってしまったというのです。無料パスを有料化するのがいい悪いは別にして、1つの行政施策を変える場合にどんなところにどんな影響があるのかを正しく検証して実施することが重要であると感じました。
財政を健全に保ちながら商店街をいかに元気にしていくか。小樽の商工行政にも前途多難なものを感じました。そうした中で今回視察した小樽都通り商店街は、地域に密着した企画を行ったり、商店街内にふれあいプラザを開設したり「おもしろ小樽弁」といって、いろいろな方言を垂幕に書いて下げるなど、様々な工夫をして集客努力をしており、「知恵と工夫」「やる気」が商店街活性化に欠かせないものだと感じました。
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